「遅い!隣の家に晩ご飯届けるのに何分かかってんの…よ…。」 怒鳴りつけた、はずだった。 いや、怒鳴りつけはしたがあたしが怒鳴りたい人とは別の人だった。 「…舜。」 「…悪かった。」 不機嫌そうな表情を浮かべながらも頭を下げる。 「……別に。」 そんな顔で言われたら話されているこっちまで気分が悪くなってくる。 ただでさえ、 あたしにはこの状況が理解出来てないんだから。 まあおおかた夏に何か言われて来たか何かだろう。 「…教えてほしい。キャッチャーやめた理由。」