「もちろん。分かってんのに聞かないで。」 舜ちゃんを軽くあしらいながら家の中に進んでいく。 「はいはい。で、何探りにきた?だいたいは分かってると思うけど。…そーゆうのってすっげー腹立つ。」 舜ちゃんのさらっとした口振りに歩いていた足を止め、一度振り返った。 「そうとう頭にキてるって言い方ね?」 「なっちゃんにね。」 はっきり言う御方だ。あたしに睨み付けられても頑としてこっちを向こうともしない。