〈夏〉 ピンポーン 「舜ちゃん?」 悪いけど、愛には嘘つくことになるけど。余計な詮索させていただきます。 「…何。」 ドアから顔を出した舜ちゃんは凛とした、小さい頃から変わらない表情を見せてくれた。 でも、その顔もどこか冷たい。 「晩ご飯。どーせ何も考えずにここに引っ越してきたんでしょ?」 「…そ。さんきゅ。上がってく?」 愛のことになると本当人変わるんだから…。 まあ、対処の仕方は一応携えているつもりだし。