そいえば、こいつもわざわざこの学校にきた、とんでもない馬鹿男だった。 「いっちょ挨拶といきますか。」 そばにあったバットをもってベンチを出ていこうとする舜におそるおそる停止を求める。 「…試合前だぞ。」 「…冗談だよ。」 妙な間が、それが本気だったことを肯定する。 「おれが止めなかったらお前ほんとに殴りに行ってただろ。」 そしてまた、空気が凍り付いた。