「だったら、舜追っかけてプロにならないと。キャッチャーやめることにやるかもよ。」 目の前の彼は眉間にシワをよせてもう不機嫌そのもの。 珍しくこっちを向いたと思ったらその顔かい、なんて考えてしまう。 しかもそのお顔すらお美しい。 「…何、それ。おれへの当て付けすか。」 「たとえよ、たとえ。それくらいの覚悟がいるってこと。」 あたしは覚悟を決め、小さくため息をついてからそのたとえとやらを話し始めた。