背中の仕掛けをこしらえて ドロボウにやってきた男の子 ドロボウじゃなかったら イタズラ? いつまでも 疑惑のまなざしを向ける私に 「仕掛けじゃないもん これはホンモノの羽根だっっ 近くでよーーーく 見てみやがれっ」 本性が出たのか ちょっと口が悪くなった天使は 私の屋根ウラ部屋に 窓から侵入し ぐいっ と背中を向けた 私は せっかくの 仕掛けを壊しては かわいそうだと思い そっと羽根に 触れてみた