「ドロボウ!?」 白い羽根の男の子は ドロボウ呼ばわりされたのが ショックだったのか そう叫ぶなり がっくりしていた 「うちね、 昨日引っ越したばかりだから 家の中が散らかってて 盗むものなら 見つからないよ 別の家に行ったほうが いいと思うな」 あの羽根は どんな仕掛けだろう? じーーっと 男の子の背後を見ようと 目を凝らす 「あーのーねぇ、」 男の子は 腰に手を当てて 説教のような口ぶりで言った