【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―




私は先生に手を引っ張られて部屋の中に入った。


少し寒い先生の部屋の中。


ファンヒーターをつけてくれた。


私はソファーに座る。



「何か飲む?」



私は首を左右に振った。



「ハル?俺、怒ってないよ?」



先生がソファーに座ってる私の前に膝まつく。


小さい子供をあやすように私の頭を撫でた。



「学生だから友達と遊んだり、飲み会もしたいと思う。俺も学生時代はそうだったから。ただ……もう、男がいるとこには行って欲しくない……」



先生が悲しそうな顔をした。



「先生……」


「ゴメン…。俺、束縛してるな」



先生が苦笑いした。


私は首を左右に振った。


私、もう行かないよ。


男の人が来るとこには行かない。


私は先生が好き。


だから先生に悲しい思いはさせたくない。


私は泣きながら小指を差し出した。



「約束……」



先生は驚いた顔をしてたけど、その顔が笑顔に変わって、私の小指に先生が小指を絡ませた。