泣きながら謝る私を先生はずっと優しく頭を撫でてくれていた。
「ハル?」
「ん?」
「合コンって……ホント?」
「えっ?」
「いや、さっきのヤツが言ってたから……」
彼が先生に話したんだ……。
私は小さく頷くと、先生に全て話した。
話し終えた後、先生は「そっか……」と呟いた。
「……せん…せ…」
「ハル?話してくれてありがとう」
先生は笑顔でそう言った。
「許して……くれるの?」
「許さないよ」
えっ?
私は目を見開いて先生を見た。
先生……怒ったの?
どうしよ……。
私、先生を怒らせちゃったよ……。
私の目に新たな涙が溜まっていく。
もし先生から「別れよう」なんて言われたら……。