【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―




携帯を開いた。


先生からだ!


私は先生からのメールを読んで、メールの返信をした。


携帯を鞄に入れて、タバコを吸ってる彼の方へ行った。



「ゴメンなさい」


「メール、誰からだったの?」


「お母さんから」



私は嘘をついた。



「そっか」



彼はそう言うと、また私の手を握った。



「行こ?」


「うん…」



私たちはまた歩き出した。



「ハルちゃんって可愛いよね」



さっきとは違う優しい態度。


顔は笑顔だった。



「そんなことないです……」


「いや、可愛いよ。俺、ハルちゃんのこと好きになっちゃった」


「えっ?」



私は彼の顔を見た。



「俺たち、付き合わない?」



私は首を左右に振った。


私には先生がいるから……。


先生以外の男性と付き合うなんて考えられないよ。