先生の用意は何とか間に合った。
私も服に着替えた。
帰ってからシャワー浴びよ。
黒のスーツを着てる先生。
首には昨日、私がプレゼントしたネクタイをしてくれてた。
凄くカッコイイ。
「ハル?朝飯、用意出来なくてゴメンな」
私は首を左右に振った。
私と先生はマンションを出た。
「先生?私、電車で帰るね」
「送って行くよ?」
「私を送ってたら遅刻しちゃうよ」
「ハル、ゴメンな」
先生は顔の前で手を合わせた。
「いいよ。先生、行ってらっしゃい。お仕事、頑張ってね」
「お、おぅ!」
先生とはマンションの前で別れた。
私は駅に向かって歩いた。



