「ハル?こっち来て?」
先生はソファーをポンポンと叩いた。
私は先生の隣に座る。
すると突然、先生が私の体を引き寄せた。
座ったまま先生の胸に顔を埋めた形になって……。
先生が私の肩をポンポンとした。
顔を上げると――。
「ハル、好きだよ」
と、キスしてきた。
舌を絡めた深いキス。
タバコの苦い味がする。
「……んんっ」
先生が唇を離した。
「ハルの声、可愛い」
先生はそう言うと、私の唇を指でなぞった。
胸がはち切れそうなくらい"ドキドキ"して痛いよ。
先生が好きな気持ちが、先生を愛してる気持ちが、だんだん大きくなっていく――。



