暗いリビングに入ると、ソファーの上で寝てる先生が見えた。
そっと近付いて、先生の寝顔を見下ろす。
寝顔もカッコイイ。
先生の寝顔を見ただけで胸が"キューン"となっちゃう。
その時、先生の目が開いてこっちを見た。
体が"ビクッ"となる。
「おはよ」
笑顔なんだけど眠そうな顔で先生が言った。
「お、おはよう」
私も一応、笑顔で言ったけど、たぶん顔が引きつってる。
先生がゆっくり体を起こしてソファーに座った。
「よく眠れた?」
先生がテーブルに置いてあるタバコに手を伸ばしながら言った。
「うん」
「そっか、良かった」
タバコを1本取り出して、口に咥えると火をつけた。
私はラグの上にペタンと座った。



