寝室のドアを開けて中に入る。 掛け布団を足で蹴って、ベッドの上にハルを寝かせた。 「……んっ」 可愛い声を出して、寝返りをするハル。 ヤバい。 このままここにいたら理性を抑える自信は……ない。 俺は急いでハルに布団を掛け、クローゼットから毛布を出すと寝室を出た。 早足でリビングに入り、リビングの電気を消してソファーに寝転んだ。 眠くない。 でも無理にでも寝ないと、このままだったら変になりそうだ。 俺は毛布を頭まで被って、無理矢理目を瞑った。 ―瑞樹Side end―