ネクタイをプレゼント用に包装してもらって、車の中で先生に渡した。
先生は「ありがとう」って笑顔で受け取ってくれた。
「明日、このネクタイして行こ」
って、言ってくれて嬉しかった。
車はショッピングモールを出た後、イルミネーションが輝く駅前の大通りのを通って、私の家の前に着いた。
「ハル?」
「ん?」
「またメールするから……」
「……ん」
やっぱり楽しい時間はあっという間に過ぎて行って……。
またしばらくは会えないと思うと急に寂しくなった。
先生と離れたくない。
先生とバイバイしたくない。
先生と……ずっと……一緒にいたい。