先生は私の肩に手を回して抱き寄せた。
そしてスノードームを持ってる私の手に先生が自分の手を重ねてきた。
「嬉しくない?」
そんなわけないじゃん。
私は首を左右に振った。
「嬉しい……よ……」
「じゃー、笑ってよ」
私は泣き笑いの顔をした。
でも涙は止まることなくポタポタ落ちていく。
「どうやったら泣き止んでくれる?キスしたら泣き止む?」
先生の言葉に胸が"ドクン"となった。
俯いて黙ったままの私に先生がホッペにキスしてきた。
胸が痛いくらい"ドキドキ"してる。
私は顔を上げて先生を見た。
先生がニカッと笑った。
それに釣られて私も笑った。



