私は先生の顔を見た。
「俺からのクリスマスプレゼント」
先生はそう言ってニコッと微笑んだ。
「せん…せ……」
私、先生に何もプレゼントしてないよ?
なのに私だけもらっていいの?
もしかして…トイレに行くって言って、スノードームを買いに行ってたの?
先生……ずるいよ……。
何でこんな泣かせるようなことするの?
目からあふれた涙がポタポタこぼれ落ちていった…。
「ハル~!何で泣くんだよ~」
先生が困ったように笑いながら言った。
「だって……だって……」
鼻水をズルズル啜りながら泣き続ける私。
先生のせいだからね。



