それからハルといろんな店を見て回った。 腕時計を見ると、もう18時過ぎてた。 ショッピングモールの中にあるカフェで晩ご飯を食べることにした。 2人掛けの席に向かい合わせに座った。 「ハル?時間、大丈夫か?」 「うん。先生?私…もう20歳だよ?」 「そかそか」 俺はそう言いながら笑うと、ハルも笑った。 俺の中のハルは、中学生のイメージが強いのかもしれない。 でも現実では15歳だったハルは20歳になってて、25歳だった俺は三十路だもんな。