「クシュン!」



クシャミをした私。


雪が激しくなって、寒さも増してきた。



「寒い?」


「少し……ね……」



私がそう言うと、先生は私の体を後ろからギュッと抱きしめた。


先生の温もりが体に伝わる。


暖かい……。


恥ずかしさで私の顔も熱くなる。


胸が激しく"ドキドキ"してる。



「こうすると寒くないだろ?」



私の肩に頭を乗せた先生が言った。


"コクン"と頷く私。



「でも、ハルが風邪ひいたらいけないから車に戻ろっか?」


「うん…」



先生が私の体から離れた。


先生が私の手をギュッと握る。


そして私と先生は車に戻った。