【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―




お昼になって、先生が保健室に来た。


朝、作ったお弁当を机に広げる。


阿川先生はお弁当を見て驚いてた。


阿川先生って、手作りのものに飢えてるかと思ったのに…。


奥さんがいたんだったら、先生のだけ作ってくれば良かった。



「これ、香月が作ったの?」


『うん。阿川先生の奥さんには負けるかもだけど』


「それは当たってるな」



阿川先生がクスッと笑った。



『はいはい。ごちそうさま』



私も笑う。


でも先生も阿川先生も「美味しい」って言いながら食べてくれた。


喜んでくれて良かった。