【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―





「そっか……。何かドラマみたいだな」



先生が全てを話終えた後、阿川先生はそう呟いた。



「香月?」



阿川先生が私の方を見る。



「ん?」


「こいつさぁ…。香月が卒業した後、溜め息ばかりついてて大変だったんだぞ?いつも"香月は元気かなぁ""香月に会いたい"って言ってさぁ…」



阿川先生が笑いながら言った。



「おい!咲哉!いらんこと言うなよ!」


「だってホントのことだろ?」



そうだったんだ……。


でも私も先生と同じ想いだったよ。


この5年間、先生の事を忘れることなんて出来なかった。


ずっと先生のことを想って、ずっと先生に会いたいと思ってた。