先にハルの両親が和室を出て行った。 「はぁ……緊張した~」 俺は笑いながらそう言った。 「先生、ありがとう。カッコ良かったよ」 「そかそか、カッコ良かったか」 「うん」 ハルが笑顔を見せる。 俺の大好きな笑顔。 俺の愛しいハル。 キスしたい――。 俺はハルの体を抱きしめた。 「先生……」 顔を上げたハル。 「ハル、好きだよ」 俺はそう言ってハルの唇にキスした――。 ―瑞樹Side end―