【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―




彼女が私から離れる。



「ゴメンね……」



私は首を左右に振った。



「私、強い母親になれるかな?」


『大丈夫!吉川さんなら大丈夫だよ!』


「ありがとう」


『寧々ちゃんを守ってあげて?旦那さんと2人でしっかり守ってあげてね』


「うん」



彼女は笑顔を見せてくれた。


そして来週から手話教室に行くことを教えてくれた。



『吉川さん?良かったらメールアドレス教えて?』


「えっ?」



彼女は目を見開いて私を見た。



『ダメだったらいいよ』


「ううん。ダメじゃないよ。逆に嬉しいくらいだから」


『良かった』



私は笑顔を見せた。


そして私たちはアドレスを交換した。