【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―





「ハル?さっき何してたの?」


「空、見てた」


「空かぁ……。ハルは空好き?」


「うん」


「そっか」



先生は運転しながら私の頭をクシャクシャってした。



「ハル?」


「ん?」


「ハルはさぁ……俺のこと、いつまで先生って呼ぶの?」


「えっ?」



私は先生を見た。


私たちは"教師"と"生徒"の関係じゃない。


だけど私の中では"先生"は"先生"で……。


名前で呼ぶなんて考えてなかった。


それに先生を名前で呼ぶのは恥ずかしい。



「うーん……ずっと先生って呼ぶ」


「そうなのか?」


「うん」


「まぁ、それならそれでいいけどさぁ……でも……」



でも…何?


私は先生を見た。