【先生×生徒シリーズ】壊れるほど抱きしめて②―先生と誓う永遠の愛―





「ハル~!怒った?」



先生は私の肩をポンポンとしながら言った。


怒ってないけど、少し怒ったフリしてやる。



「ハル~!ゴメンって!」


「先生のバカァ!」


「どっか連れて行ってやるから許して?」



私はホッペを膨らまして先生の方を向いた。



「あっ!決めた!水族館に連れて行ってやる」


「水族館?何で?」


「さっきのホッペを膨らましてるハルはフグみたいだったから」



先生は笑いながら言った。


ゔ……。


フグって……。



「私はどうせフグみたいですよーだ!」



そう言って、またクルッと先生に背を向けた。