「…おにぃ、ちゃ……」 震える手でそっと頬っぺたに触れた。 青白いお兄ちゃん 冷たい、お兄ちゃん お兄ちゃんはもう、 二度と動かない 「…っ」 今まで涙を見せたことがないお父さんが泣いていた。 いつも笑顔のお母さんが泣いていた。 あたしは、泣けなかった。