「人、増えたね。こんなに寒いのに。」 「クリスマスだもん。」 「そうだったね。」 クリスマスと言う事を忘れていたわけじゃなかった。 ただ、会話を繋ぐ事に僕は必死だった。 隣で微笑む彼女を見ながら、ポケットの中の物をぎゅっと握り締めた。