『凪先輩~?』 お菓子も食べ終わり 夕方になってきたあたしは 凪先輩を起こす。 …だが、起きない。 『凪せんぱーい』 耳元で呼んでみるが …効果なし。 まあいつものことだけどね。 『じゃあ、せんぱーい あたし 先帰りますねー』 聞こえてるか 聞こえてないか 分からないがとりあえず 声をかける。 それでも起きない凪先輩には もう慣れた。 やれやれと 呆れ顔であたしは屋上を出ていく。 昇降口にいくと 『光じゃん』 祐希の声がした。