あたし1人で来たはずなのに
横から声がする。
あたしは
ゆっくりと横をむいた。
『なっ、凪先輩!』
突然現れいつの間にか
隣に座ってた
凪先輩にあたしは驚く。
『やあ、光ちゃん、偶然だね』
片手をあげながら
にっこり笑う凪先輩。
『こんにちは~…って
いつからいたんですか?!』
慌てたあたしの声に
凪先輩は先約だもんっと笑った。
凪先輩の話によると
体育が終わってからそのまま
屋上にきて涼んでいたらしい。
そこへたまたま、あたしが来たわけだ。
『先輩、授業はいいんですかあ?』
偶然の経緯を知った
あたしは凪先輩に聞く。
『ん?たぶん
光ちゃんと同じ理由』
またまた
にっこりと笑う凪先輩だけど…
もしかしてあたし
また見透かされてる…?

