結局またもやテストを作ることが出来ず、気分が悪いからと言ってさっさと家に帰った。


自宅のベッドに転がり、明かりも付けず暗闇の中で考える。



…どうしても、桐島のこと、諦められない。



もう、モラルなんて関係ねぇ。どうせ教師なんて一年だけだ。

バレて問題になった所で、理事長は親父だ。その権限を大いに利用してやる。

10代の女子高生?上等じゃねぇか。この俺が大人の恋愛を教えてやる。



このまま忘れるつもりだったが、もう無理みたいだ。

桐島が他の男のモノになるくらいなら……俺が貰う。

桐島を手に入れようとする欲望がふつふつと沸き起こった。