「何だよ、相談って」

パソコンを閉じ、過去問を片付ける。
手短にしてくれ、こっちは忙しいんだ。


「実は…好きな子がいて…。どうすりゃいいか…大人の意見が聞きたいんだ!!」

鼻息を荒くしながら清川は聞いてくる。



「……恋の相談か…?」


…こっちが相談してぇくらいだ。


しかもコイツ、相談する相手が間違ってる。俺ぐらいイイ男になると向こうから勝手に寄ってくんだよ。


…とは言えず、

「詳しく話してみ?」

と、取り敢えず話を聞いてみる。