ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~

会場にはもうすでに卒業生と在校生が着席しており、来賓や保護者も次々と来場している。


結衣はどこだ…。いた。

どんなに人が多くても、結衣はすぐに見つけられる。いつの間にか備わっていた能力だ。


いつも通りの無表情だ。
でも、可愛い…。

うっとりと見つめていたら、「三神先生!こっちですよ!」と栗原先生が俺の腕を引っ張り、前の方にある教師たちの席へと連れて行かれた。

……ちっ。ここからでは結衣が見えない。



落胆しながら席につき、そして、数十分が経過した頃…。


まずいな……。

退屈すぎて、睡魔と格闘していた。

不謹慎だと自分でも思うが、こればかりはしょうがない。

卒業証書授与や送辞や答辞の挨拶も、結衣が登場しなければまるで興味がない。


もういい…。この際寝てしまおう。

顔を伏せ、ブラックアウトしかけたその時、静寂に包まれていた会場がざわざわとし始めた。


……何が始まった?

うとうとした状態で顔を上げると、壇上には親父の姿があった。