「冗談でしょ…?」

「いや、本気だ」

「だってまだお昼ですよっ!?」

「何か問題あるか?……あぁ、そうか。安心しろ、夜もたっぷり可愛がるから」

「そ、そういう心配をしてるんじゃありません!!」


相変わらず力いっぱい拒否してくる結衣に苦笑しながら、着ていた上着を脱ぎ捨てた。


「いつも思うが、何でそんなに嫌がるんだ?どんだけ傷付いてると思ってる」

「だ、だって…!!」

「……俺のこと、キライか?」

「ち、違います!!大好きです!!」


言ったあと、しまった!という顔をして慌てて口を押さえている結衣に、ニタ〜とにやけた笑みを向けながらその頬にキスを落とした。



「結衣、俺も大好きだ」



湯気が出そうなほど顔を赤らめている結衣に笑い、まだ力なく押し返そうとしてくる腕を退けながら覆いかぶさった。

結衣もようやく観念したのか、もう暴れることはない。


「お、お願いだから…優しく…」


「当然」


当たり前だろ。愛しくて仕方ないんだから。

目を潤し、縋るように俺を見つめる結衣の表情にひどく煽られながら、その唇に深く口付けた。