そんな沙織を無視し、無言のまま近付いた。

そして、その手からビールを奪い床に捨てる。


「ちょっ…!!何するのよッ!!」


突然の俺の行動に抗議する沙織の手を掴み、投げつけるかのように乱暴にベッドに押し倒して無理やり上着を剥ぎ取った。



「や…!!ちょっと!!銀次……!!」



暴れる身体を押さえつけながら、引きちぎれそうな勢いでシャツのボタンを開けた。
胸元にうずめている俺の頭を沙織がどかそうと強く押している。

そんな沙織をひたすら無視し、彼女のスカートに手をかけた。


「銀次ッ!!やめて…!!」


さらに強く暴れ出した沙織を見た。

顔をあげたその一瞬の隙を突いて、沙織が俺の前髪をガシッと掴んでグググっと引っ張り上げた。

激怒した表情でこちらを睨んでいる沙織と目が合う。


「…こんのっ！強姦魔があぁぁ!!」


バッチーーーン!!と俺の左頬に強烈な平手打ちが見事にクリーンヒットした。