フラフラと歩きながら桐島はトイレから戻り、また眠りについた。

そのフラつく身体を支えてやりたかったが、おそらくここで手を出したら、間違いなくその身体を抱き締めるに違いない…。

あらゆる我慢をしながら、桐島をただ見つめるだけだった。


……これは、襲うのも時間の問題だ…。
リビングのソファーに座りながら、先程の桐島の姿を思い出す。




……かっ…可愛いすぎる…!!

カーッと顔に熱が集まるのが分かり、思わず手で顔を覆った。

ドクドクと胸の激しい高鳴りが止まらない。



考えるな…考えるな…と自分に言い聞かす。

は、早くご飯を作らなければ…。こんなのんびりしてる場合じゃねぇ…。


桐島とは違う熱に侵されながら、フラフラとキッチンへ向かった。