楽しかった時間はあっという間に終わり、私は家までの道のりをゆっくりと歩いていた。 あ~、今日は楽しかったなぁ。 なんて考えながら。 遠くの夕日を見つめていたら、大きなトラックがわたしの横を通った。 「引越しのカサイ……近所に誰か引っ越して来たのかな? 」 お母さんはそんなこと、一言も言ってなかったはずなのに。 やっと家まであと少し、 すると私は何かを見つけた。 ……家の前に誰かいる?