それから二、三日がたって、龍と二人でミホに言われた場所にいくと


ミホが先に中で準備をしていた

すぐに俺と龍も準備に取りかかる


グラスを箱から出して洗ったり、ボトルを飾ったりと順調に作業は進み、三時間ほどで終わった


一服して帰ろうとするとミホが

「はいこれ、おこづかい」


と言って二人に一万ずつ渡してきたのだ


「いやいや、こんなにもらうほど大したことしてないよ」


とは言ったものの


手が勝手に受け取ってしまう


まぁ、ミホからすれば当たり前の額だと言うのだから、ありがたく受けとるに越したことはない


龍と二人で帰ってる最中に俺は最も素朴な質問をぶつけてみる


「何でミホあんな金持ってんの?」


すると龍は

「知らない笑、てか金なきゃあんなやつと付き合わねーだろ」

そういってばか笑いしていた

まぁ確かにそうだが笑


しかし勘違いしないで欲しい

他人を利用する悪は、決して俺らではないということを