「え?竜?」

「チャリ取り入ったか?」

(もしかして...)


「竜が直したの?」

「いや、俺じゃねえが
俺の知り合いがしたから
気にすんなよ」

(そっか...今度
お礼言わなくちゃ)

「あ...ところで
今日聞こうとしたんだけど
.....竜って...そのー..
暴走族なの?」


「あぁ...その話なんだが
俺は竜王っていう暴走族の
総長なんだ...怖いか?」


嘘...本当だったんだ...


「そ、そうなんだ...
怖くないとは言えないけど
竜は竜って思ってるから」
正直な気持ちを話した


本当は怖いかも
しれないけど...竜は

優しいから.....

竜には怖い気持ちが
感じられなかった....




「そ、そうか....
なら良かった.....」


竜はホッとした声で
話した






.