そんな疑問が頭に浮かんだ時、外の方で慌ただしい足音が聞こえた。
私が彼から障子の方に視線を移したのと同時に、障子が勢いよく開かれた。
太陽の光が目に入り、瞑ってしまいそうな目をこじ開けると、太陽を逆光に誰かの黒いシルエットが見えた。
「深影、どうしたの!?大きな声なんか出して?」
その黒いシルエットは私達の方に近づく。
それと同時にだんだん姿が露わになってきた。
そこにいたのは私と同じくらいの年の女の子。
肩につくぐらいの長さの黒髪にぱっちりとした目が印象的のその少女は額に汗を浮かべていた。
さっきの慌ただしい足音はきっと彼女のものだろう。
私はそんな少女の着ている服装に釘付けになった。
赤い鈴の模様の桃色の着物。
そこまでは可愛らしいのだが、その丈が膝上までしかない。
こんな服装は初めて見た。
平安時代にしては肌を出しすぎだし、江戸時代にしてもこんな着物はないだろう。
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