「え……あぁ。」 私は差し伸べられた手を取らずに自力で立ち上がる。 すると、また激しいめまいと頭痛が私を襲い、体がよろめいた。 「おっとッ!!」 青年は間一髪のところで私を腕で支える。 それでも頭痛とめまいは止まず、視界がどんどん白く霞んでいく。 ヤバい、また意識が……… そして、そのまま私は眠りにつくように意識を手放した。 「あれ、うそ、寝ちゃった?もしも〜し。」 青年は意識を手放した桜の耳元で呼びかける。 だが、いくら呼びかけても反応は無く寝息だけが青年の耳に届いた。 .