深影の顎に鉄拳をくらわすと私は深影の腕の中から解放された。 ったく、こんな奴のために来るんじゃなかった!! すくっと立ち上がり、自分の部屋に戻ろうと深影に背を向けて帰ろうとすると 「……ま、まって!!」 帰ろうとした私を深影が慌てて止める。 いまさら謝って許されると思ってるのか? 私は振り返り、深影を睨み付けるように見下ろす。 一瞬ビクッと深影の体が揺れたが苦笑いを浮かべてこう言った。 「こうやって二人っきりになるのもあんまないしさ、ここでちょっと話さない?」 .