「きつねうどん出来ましたで」 そんなことを考えていると、七緒が私の席まできつねうどんを運んできてくれた。 「いつもすまない。」 「いえいえ、これが仕事やおますから」 ニコッと微笑み、七緒は黒髪をなびかせて台所へ戻っていく。 あれぞ、大和撫子だな… 七緒の去っていく背中をそんなことを思いながら呆然と見つめていると 「ここ、いいかしら?」 .