「お前は行かなくていいのか?」
「ん?俺?そりゃあ俺だって行きたいけど、音祢があれを地上に誘き寄せなきゃ戦えねぇもん」
腕を組んだ私に深影は頭の後ろで腕を組み、退屈そうに口を尖らせながら答える。
「とんだ役立たずだな」
「すげぇ言われよう;」
私が一言毒づくと、深影は苦笑いを浮かべて私を見つめた。
私はそんな深影を無視し、地上より遥か高くに行ってしまった音祢を見上げた。
やっと妖鬼の所に着いたようだ。
音祢は体勢を立て直し、妖鬼と向き合うと大声で言った。
「天地に鳴り響け、"鈴凛"!!」
すると、鈴の音が大きく鳴り響いた。
ぐぎゃあぁぁあ!!
その音を聞くと、妖鬼は悶え苦しみ、木から落ちていった。
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