「そうね。まだ油断は出来ないわ・・」
そう音祢が言った瞬間
ぐわあぁぁあああぁああ!!
ここに来て一番最初に聞いたのよりも更にすごい咆哮ととてつもない圧力がまた私に襲いかかった。
「どこだ!!」
私たちは叫び声を上げた妖鬼を探し、辺りを見回す。
「あそこよ!!」
音祢が指差す方を見ると、大きな木の頂上で気味悪い笑みを浮かべながら、よだれを垂らす妖鬼が私達を見つめていた。
「ここは私に任せて!!」
そう言うと音祢は袂から小さい、透明な衣にくくりつけた二つの鈴を出した。
「"解"!!」
そう言うと、それは大きくなり、自然と音祢の肩にかけられた。
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