『はぁ?お前何歳だよ?』

「ぐず…17歳」

『自分で動けるだろ?』

「だっこしてぇ」

【柚菜泣いたときはいつもその言葉よねぇ】

「だって彩斗がだっこしてくれると落ち着くんだもん」

『わかったよやりゃぁいいんだろ』

「わぁい!」

『よいしょっと…あれ?』

「どうしたの?」

『中学の時と体重変わらないなぁとか思ってた』

「かるい?」

『うん。軽いよ』