「美咲……?」 嫌な予感が胸を締め付ける。 急がなきゃ……。 「ぅ……っ」 痛みや疲れでもう体に限界が近付いていた。 視界がぼやけてくる。 やばい……… 待って……まだ… 倒れる訳には……っ。 私が床に倒れようとした時、誰かが腕を掴んだ。 「――…っ?!」 「――しっかりしろ!」 「っ……何…で…?」