「君達が……としあきを追い詰めたんだ」 「な、何…?…何…言って……」 「君達がいじめ…自殺に追い込んだ前田としあきだよ!!」 「……っ………」 忘れていた―… 忘れたい記憶が脳裏に蘇がえる。 「今日から転校してきた前田としあき君だ。皆、仲良くするように」 小学六年生の一学期、 転校してきた男の子が前田としあき君だった。 小柄で、性格が大人しかった前田君は数週間経っても友達どころか クラスにも馴染んでおらずいつも一人で過ごしていた。