行きつけだった美容院の店長から融資のお願いをされたのは半年前だった。 クールでかっこいい、憧れだった酒井店長。 ネイルサロンとエステティックサロンと美容室のコラボを考えている・・・ 『ネイルについては任せるので、麻美さんの力を貸して欲しい』 麻美は自分の貯金の全てを酒井に差し出してしまう。 ネイルサロンをやるのは麻美の夢だったのだ。