私はあなたが大好きなの。





でも恥ずかしくて伝えられない…。

お願い。気付いて…この気持ちにー…。





挨拶だけでも、短い一言だけでも彼と話せたコトが嬉しかった。

顔が自然とにやけてくる…それを隠すために私は離れたトコロにいる友達の元へ走る。


みんなは他の子のがカッコイイって言うけど、私は彼が好きなのだ。

彼の不器用で素っ気ないが…包んでくれるような優しさが好き。




好きな人は輝いて見えると言う。

私には彼が輝きすぎて眩しい(笑)

だから簡単に見つけられる。


本当はもっと彼に近づきたいー…喋りたい…触れたい…。

だが、私にはそんな勇気はなぃ。

でも近くにいたい。

他の…どの女の子よりも。




彼が他の女の子と楽しそうに笑ってどこかに行く。


ねぇ…その子は誰??


ぁ…と思った瞬間、口が勝手に動いていた。

彼は私の声に気付いて振り向く。


「何??」


どこに行くの??

もっと一緒にいたいよ。

その子は誰??



私は何もいえなかった。

冷たい目線は欲しくない。

…関係ないって言われたくない。






嫌わないでー…。






「…なんでもない!!」






これが私が頑張って言える言葉。

お願い…嫌わないで…。


「まぬけな顔(笑)」


彼は笑顔で私に話す。

それだけで私は嬉しいのだ。


「うるさい!!///」


あまりにも大笑いする彼に私はムキになって答える。


「はぃはぃ、じゃあな。」


優しい笑顔で笑いかけてくれるが、すぐに私に背中を向けて手を振る。



彼の背中は大きくてガッチリしていたが…私には小さく遠く感じた。




いつになったら…この想いを伝えられるかな。。。





ちゃんと気持ちを伝えられますように。