次の日…



俺らはまだ知らない土地の駅前に居た。



人通りは結構多くざわざわとしていた。



「えーと…こっち。」



優綺が首をあちらこちらに
動かしながら言う。



「地図逆…。」



「えっ!?」



俺は地図をくるっと
ひっくり返した。



「今から通る道覚えとけよ。」



俺は地図を少し見てアパートの方に歩いて行った。